2021年度は、テーマを「パートナーシップと家族の形をめぐって」とし、各国、各文化における「パートナーシップ」の位置づけと現状を明確にすると同時に、今後の社会生活における「パートナーシップ」と家族の形について考察する。その際、婚姻制度との関わりや、現在の日本では自治体単位で実施されている「パートナーシップ制度」と、他の国や文化圏でのものとは何がどのように異なるのか、また、個人間の「パートナーシップ」と「家族」の関わりといった視点を重要視する。そのことによって、ジェンダー構造および「家族」という概念と「パートナーシップ」の影響関係を掘り下げ、個人同士の関係性と制度の間に存在する問題点を明らかにする。
全体司会者:高岡尚子(奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター長)
第一部:14:05~15:35
講演者:
■陳昭如氏(台湾大学法律学院 教授)
One size does not fit all: Equality beyond marriage in the age of marriage equality
■堀江有里氏(清泉女子大学ほか非常勤講師・日本基督教団京都教区牧師)
「関係」を規定するのは誰か?ー<反婚>の視点から家族政策を問う
■三部倫子氏(奈良女子大学研究院人文科学系 准教授)
Familiesから考える二人に閉じない関係性ー医療現場での対応とその背景
第二部:15:45~16:40
■コメント1 ロウリ・エステル・パサリブ氏(インドネシア大学)
■コメント2 星乃治彦(奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター協力研究員)
■全体ディスカッション
日程:2021年12月11日(土) 14:00 ~ 16:40
開催方法:オンライン配信(ZOOM使用)
申込方法:参加・視聴希望者は、12月9日(木)午後4時までに下記のリンク先へアクセスし、申込フォームから登録してください https://forms.gle/uKzVxuAA95iDdecLA 参加URLをお送りします
主催:奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
共催:奈良女子大学文学部言語文化学科(「ジェンダー言語文化学プロジェクト」)
問い合せ:アジア・ジェンダー文化学研究センター / a-gender.c@cc.nara-wu.ac.jp